代わり映えしない日常

平々凡々な日々の覚書

怒涛の1月

令和6年1月が終わりました。

新年早々、大震災に航空機事故。

今年はどんな1年になるのだろう、と不安な気持ちになりました。

 

そんな中、報道されたおめでたいニュース。

KinKiの剛くんとももクロ夏菜子ちゃん、ご結婚!

推しの一人が嫁もらったぞー!!!!!

SNSやネットニュースを見ていても、お祝いの言葉がいっぱいで読んでいるだけで笑顔になってしまいます。

もちろんショックを受けたファンの方たちもいると思うんですよ。

でも私個人としては、本当にうれしかった。

年を重ねれば重ねるほど思うのです。

婚姻の有無にかかわらず、無条件に自分に寄り添ってくれて、味方になってくれるパートナーの存在って良いなって。

そういう意味で剛くんが今後一人で悩んだり苦しんだりしなくていいんだ。

寄り添ってくれる夏菜子ちゃんという存在が出来たんだ、と思うとうれしくてたまらないのです。

 

そして月末。

また悲しいニュースが飛び込んできました。

漫画家、芦原妃名子先生死去。

ドラマ化にあたり数冊無料で読めた『セクシー田中さん』

暇だしなぁ、で読み始めたのに夢中になってしまいました。

既刊全巻大人買い

性別関係なく普段は心の奥底に押し込んでいる不安とか、生きづらさとかを優しく包み込んでくれて、あなただけじゃないよ、大丈夫だよって語りかけてくれる、そんな暖かい作品だと私は感じました。

見ていなかったドラマもギリギリTVerの見逃し配信で見ることが出来、あとは毎週録画して見続けていました。

コミックス7巻の先生からのドラマ化に関するコメントがあり、原作者がここまで力を入れて下さっているのなら安心して見れるとまで思っていました。

それがこんなに悲しい結末になろうとは。

 

先生のポストを読んで、先生が苦しまれていたこと、困惑されていたことを知って驚きました。

そして死去の報道。

なぜだよ! なぜ先生が死なないといけないんだよ!

くやしい! 先生がその選択を選ばざるを得なかったことが悔しすぎる!

 

今もネットでは言葉の暴力が飛び交っています。

あのドラマに関わったスタッフ、テレビ局、出版社、原作者という当事者の中にしか真実はなく、それ以外は部外者でしかないと思っています。

あたかも真実かのようなつぶやきを多々見かけますが、当事者でないのならそれはただの憶測でしかないと私は思っています。

たとえそれがほぼ真実を言い当てていたとしても、です。

部外者の強い言葉は、知らず知らずのうちに人を傷つけるでしょう。

こんな悲しみが増えないことを祈ります。

今になって言ってもどうすることも出来ませんが、先生が経緯を説明するのではなく、編集部か出版社が説明していただきたかったな、と私は思いました。

 

願わくば当事者たちが集まり、今回のことに至った経緯を明らかにし、検証・反省し、改善し、次へと進んでいっていただきたいと思います。

 

最後に「セクシー田中さん」が未完となったことが本当に悔しいです。

先生が考え、描きたかった「セクシー田中さん」を最後まで追いかけたかったです。

ご冥福をお祈り申し上げます。