代わり映えしない日常

平々凡々な日々の覚書

勿体ないは損、使わないと損

我が家における今年の目標の一つに自宅に死蔵品、不要品を整理する、というものがあります。

私が一人で勝手に掲げている目標ですけど。

 

もう5年以上前のことです。

私が入院・手術することになりました。

今は入院患者を対象にしたレンタルサービスがあるのですが、その当時は導入されていませんでした。

ですからパジャマや下着、タオル、カトラリー、水筒、基礎化粧品、そして時間つぶし用の娯楽用品などをスーツケースに詰め込みました。

入院先の病院と自宅は近いし、汚れ物の洗濯は家族が取りに来てしてくれる予定になっていはいたものの、毎日は無理だし、イレギュラーで汚れ物が増える可能性もあります。

パジャマと下着、タオルは洗い替え用も含めて少し多めに持参する必要があります。

パジャマは買い足しましたが、タオルは自宅に大量にあります。

冠婚葬祭などの返礼でいただいたものが。

それも中身を確認するため、届いたときに1度だけ封を開け、箱に入れたまま物置に積み上げられています。

返礼品なので、それなりの品物です。

少なくとも私が自分自身の為には買わないよね、というブランド品などもあります。

入院中は普段の使い古したタオルではなく、肌触りのよい高級タオルを使うぜ! と意気揚々と箱から出したのです。

良い品物なんですけどね、経年劣化しておりました。

変色や糸が切れて短い糸が飛び出したりしていました。

時間って残酷。

どんな良い品でも、魅力も価値も急降下です。

改めて購入するのも勿体ないし、使わないのも勿体ない。

捨てるなんてもっての外! ということでバスタオルとフェイスタオルを各3枚ほど持って入院しました。

その時に思ったんですよ、使わないと損! だと。

 

自宅運営の主導権が徐々に私に移り始め、当たり前ですが両親も年を重ねました。

正直、いつお迎えがあってもおかしくない年齢です。

そんな兆しなど全くありませんが。

けれども父方の祖父はいつも通りに就寝して、翌朝、突然脳出血を起こし帰らぬ人になったので、人間、何が起こるかわかりません。

そんなわけで少しずつ自宅内の不用品・死蔵品を整理していくことにしました。

可燃ごみを出す日の前日までに1箇所だけ整理する。

1箇所とは引出しなら1つだけです。

棚を1つ、にするとゴミの量が半端なくなるし、何より続かない。

体力的に無理。

 

先週、まず1つ目の引き出しを整理しました。

中身がパンパンに詰まった引き出し。

確認すると整理されているものの、10年以上前に自治体から送られてきた書類がいっぱい。

父が現役だった頃の給与明細書。

綺麗にたたまれた包装紙。

封筒に入った現金。

現金以外、要らない。

 

先日、次の可燃ごみに向けて2つ目の引き出しに着手しました。

またもや自治体からの書類。

古い保険の加入内容確認書類。

そして古い年賀状。

要らなーい。

でも年賀状の処分は注意して行ないと! ということで、この引出しは2回にわけて処分予定。

 

並行して死蔵品の方も確認。

こちらは捨てるというよりは、使用する方向で確認しています。

今、一番悩んでいるのが固形石鹸。

籠の奥底から発見されました。

固形石鹸って最近、本当に使う機会がないですよね。

だからといって捨てるのも勿体ないし・・・。

で、お風呂で使い始めました。

ボディ用の泡立てネットを使って、いかに多くの泡を立てて身体を洗えるか挑戦中です。

最近はコツをつかめてきたので、良い感じに泡が立つようになってきました。

しかし固形石鹸を使い始めたころから気になっていることがありました。

ついに検索をかけてみました。

『固形石鹸 使用期限』

 

・・・概ね3年ということです。

 

今、使っている固形石鹸、包装に泥がついていたんですよね。

ということは、我が家が台風による浸水被害を受けるより前からあった石鹸と思われます。

約20年前の固形石鹸。

これは捨てた方がいいのか?!

でも泡立つし、肌荒れ起こしていないし。

何より捨てるのが勿体ない。

この固形石鹸も良いものだったんだろうな。

 

ホンマにいただいたものは遠慮しないで使う方が良いですね。

贈った方も使ってもらった方が嬉しいですしね。