代わり映えしない日常

平々凡々な日々の覚書

本人の意見を尊重する

本日は母の通院日。

昨夜の夕飯時、プチ家族会議が開かれた。

母の通院の送迎をどうするかということ。

 

免許を返納し、徒歩と自転車が母の移動手段だ。

母の通院に関して、私と父はどちらかというと過保護だ。

歩いて行かせるなんてとんでもない! ってやつだ。

しかし今日は父も自分の通院日。

私も仕事だ。

一応、時間休は申請してはいたが、今週と来週は私自身の通院予定もあり、ほぼ毎日時間休を取っているような状態だ。

 

母に通院をどうするか聞いてみた。

母の答えは一人で自転車で行くということだ。

父は難色を示したが、私は簡単に受け入れた。

「わかった。一人で行ってきて。ただし途中でしんどくなったら、すぐに連絡してくること。それが行く途中でも。自転車を放置できないからって考えて、無理するのは絶対にアカン」

そういった時の母の晴れやかな顔に私は内心驚いた。

そして本人の意思を尊重していなかったことを反省した。

『祖母ロン』にも書いてあったやん!

本人のプライドを傷つけない。

出来ることは見守ろうって。

反省ですよ。

 

午前中、スマホをずっと手元に置いて仕事をした。

電話はかかってこなかった。

昼休みに一時帰宅。

母が寝込まずに座って、昼食の準備をしてくれていた。

「どないやった?」

「薬がちょっと変わったけど、大きな変化なし」

「行くのも帰ってくるのも大変やったやろ」

「疲れたわ。特に行くときの坂道」

確かにちょっと疲れた顔をしているけど、一人で行ってこれたという満足感の方が大きいように感じた。

「んで、次は1ヶ月後やんな」

「お父さん、来月も(母の通院日に)予定が入ってるんやて」

あらら。

ということは父の送迎は期待できないということですね。

気持ちは満足していても、体力的にはきつかったようですね。

「来月はお母さんのその日の体調と相談して、私が車出すか決めよか」

「うん!」

 

来月、母がどんな答えを出すかは当日のお楽しみ。

とりあえず、私は時間休が出せるように仕事の調整に励まなくては。