仕事の昼休み、私はリフレッシュも兼ねて自宅へ帰る。
職場と自宅が近いメリットだ。
食事の席につくなり、母が私に話しかけてきた。
「あんな、お母さん、右目が見えへんねん」
はぁぁぁぁぁ?
帰宅するなり、衝撃の告白。
正確には右目が『見えない』ではなく『見えにくい』らしい。
とりあえず眼科に連れていかねばならぬ。
午後からの診察時間を確認し、診察券と保険証も確認。
母に付き添いを申し出たが拒否された。
1人で行けるもん! とのことだ。
眼科は自宅から徒歩圏内だし、定期的に行っている病院なので本人の意思を尊重。
と言えば聞こえは良いが、私も仕事を抜け出すのはちょっと辛い状態。
何かあればすぐに電話をしてくるように言って、私は仕事へと戻った。
終業後、寄り道もせず帰宅。
朝の時点では買い物をして帰るつもりだったんだけどね。
買い物は1日遅れても問題ない。
ポイ活には影響あるけど(本日はポイント増量だったんだ)
帰宅して、母から話を聞く。
「お昼寝から目が覚めたら見えてん。せやから病院行くのやめよかって思ってん」
おい、待て! まさか行ってないのか。
「せやけどな、行かへんかったら、あんたに怒られるって思ってん」
いや、怒らへんけど明日は絶対に行け! って言うたやろな。
んで、診察結果はどないやねん。
「眼圧が高いって言われた。目薬貰ってきた」
眼圧が高いやと?!
高かったら良いことはないとはわかるけど、どんな影響があるんやろ。
やっぱり、付き添った方が良かったかな。
ネットで調べたけど、緑内障の原因となるのかな?
まずは処方通りに目薬をさすことよね。
朝・晩に各1回の方は良いんだけど、1日6回、3時間毎の指示は難しい。
母の起床時間は一定していないんだ。
寝るのは早いし。
母に任せていると、めちゃくちゃになりそうだ。
そんなわけで手書きで一覧表を作成。
日付と目薬をさす時間を記入し、さしたら○印をいれるようにした。
これで私が仕事に行っている時も管理してくれるだろう、たぶん。
さあ目薬をさす時間だよ、と母に言うと私に目薬を渡してくる。
えっ、もしかして私が目薬さすの?
「うん」
うん、かよ!
さすけど。
その方が私も確認出来て安心やけど。
今日のノルマ達成。
目薬、効いてくれよ。