代わり映えしない日常

平々凡々な日々の覚書

心配と気づかいと

帰宅したら母が悲壮な顔をして話しかけてきました。

一言、「とんでもないことになった」

これは軽く聞き流すような話ではなさそうです。

背筋を伸ばし、正座をして「さぁ聞くよ。私に話して」の態勢です。

 

母の話を聞きながら、自分の姿勢が崩れていくのがわかります。

三者的には、そんなことかいなぁ、だったんですもの。

要約すると伯母(母にとっては義姉)から電話があったんだけど、母の体調が悪く、そっけない対応をしてしまった。

普段ならおしゃべりな伯母がたった5分ほどで電話を切ってしまった。

これは伯母を怒らせてしまったんだ。

どうしよう!(泣)

という内容でした。

親族の中で一番伯母と出会っていて、話をしている私から言わせると「んなわけあるか!」の一言です。

物言いのキツい伯母ではあるけれども、そんなことで怒るわけがありません。

むしろ電話口で母の体調を気遣い、早めに電話を切ってくれたのでしょう。

・・・たぶん。

伯母にとっては少々遅い時間だったので、翌日に改めて私が電話をすることにし、母には絶対に伯母は怒ってないよっと話をし、その日は話を終えました。

 

翌日、貴重なお昼休みに伯母に電話をしました。

結果的には怒っていませんでした。

そして私のことをすごく心配してくれました。

母の体調については以前から話をしていたのですが、今回改めて電話で話をして、調子が悪そうやな、と思ったようです。

「あんたひとりで、あの両親を見るのは大変やろ」

傍から見たら大変なのかな?

自分ではよくわからないけどね。

友だちや知り合いたちと両親の世話というか体調面のことなどで話をすると、言うことはみんな一緒なので、どこも同じような感じだと思っているんですよね。

むしろ自分で食事・排泄・入浴が出来て、ぽやぽやし始めているけどまだ話は通じるのでありがたいです。

まだまだ手のかからない方だと思います。

それでも家族以外に、他人事としてではなく「大変ね」って言ってくれる人がいることは心からありがたく感じます。

誰かに理解してもらえてる、ていうことは大切なんじゃないかな。

その一言がとてもうれしかったのです。

でも正直なところ、何もかも放り出して一人になりたい! て思うこともしょっちゅうありますけどね。

 

伯母は我が両親より年上だけれども、一番頭がしっかりしているし、丁寧な生活を送っている尊敬する人です。

そんな伯母のご要望に沿うために週末は伯母の所に行ってきましょう。

お土産を持って行ったら、変な気を使うなって逆に怒られてしまいそうですが、お手軽価格の柔らかめのお菓子など持って行って、お茶などしながらおしゃべりをするのも楽しいかもしれません。